東京都耐震セミナーを都民ホールにて平成23年9月3日にマンションの理事会関係者約300名を招いて講演いたしました。
阪神大震災で主要道路に倒壊した建物が避難や火災の延焼の原因となったことから東京都は主要幹線道路沿の旧耐震基準の建物を早急に耐震化する補助金制度を提案すると共に、今回の「居ながら施工の耐震改修工事」の取組と経過を設計監理者と推進された理事の方々と紹介いたしました。
〈耐震改修のポイント〉
①大規模修繕工事の他に耐震改修の必要性を阪神大震災の経験者を修繕委員とし修繕費用を10年前から積み立てている
②居ながらで施工の工法により、騒音と振動も少なく、引っ越しなども無く住民の合意形成がスムーズにできた
③国土交通省から先導的モデル事業の補助金で工事費の50%の費用負担が認められる案件となった
④中立の設計監理者を採用し、大手ゼネコンによる合見積りでコスト低減が出来た